こんにちは、黒ハリアー実録ガイドの航生です。
60系ハリアーの中古を見ていると、100万円台から300万円台まで価格が広がり、前期と後期、ガソリン・ターボ・ハイブリッドが同じ一覧に並びます。安い順に眺めても、自分が残すべき一台は決まりません。
結論は、2017年6月以降の後期を最初の比較軸にすることです。前期は後期との価格差と個体状態に納得できる場合だけ残し、購入時に必要な総額が高くなる60系は初期80系も同じ条件で見積もります。
私は2021年式80系を新車から約5年・39,016km使っていますが、60系は所有も試乗もしていません。そこで60系の乗り味を体験談で補わず、トヨタの公式資料、2026年8月31日の掲載相場、所有80系の実車を比較基準にして、買う・見送る条件を整理します。
- 前期・後期の境目は2017年6月8日のマイナーチェンジ
- 後期はToyota Safety Sense P全車標準、ターボ追加などが判断軸
- 車両情報でガソリン・ターボ・ハイブリッドと駆動方式を照合する
- 高価格帯の60系は、同価格帯の初期80系と見積額まで比較する
60系を候補に残す3段階の判断
60系を候補に残すかは、世代名への好みだけでなく、後期に追加された装備、現在の価格、購入後に残る整備予算で決めます。私は次の順番なら、前期の安さにも80系の新しさにも引っ張られにくいと考えます。
第一候補は2017年6月以降の後期
後期を軸にする理由は、2017年6月の改良で安全・操作系とパワートレーンの選択肢が増えたからです。Toyota Safety Sense Pは全車標準となり、電動パーキングブレーキとブレーキホールドも設定されました。
中古車一覧では、販売店が前期・後期を明記していない場合があります。初度登録だけで決めず、型式、スイッチ、外観、装備表を照合すると、後期へ払う金額の理由が見えてきます。
比較の出発点を後期に置き、同じグレード・走行距離に近い3台を保存します。そのうえで前期の価格差が十分に大きければ、前期を候補へ戻す方が判断しやすいです。
前期は安さと状態が両立するときに残す
前期は2013年末から2017年6月の改良前までが中心です。最初期は初度登録から10年以上経つため、年式の安さだけでなく、整備記録と購入後に交換する消耗品まで予算へ入れます。
後期との差を見るときは、車両本体価格ではなく見積もり額へそろえます。納車整備、保証、タイヤなどを足した後も差が残るなら、前期を選ぶ意味があります。
前期を選ぶこと自体が不正解ではありません。欲しい外観や装備があり、状態のよい個体へ整備予算を残せる人なら、価格を抑えて60系を所有する選択肢になります。
初期80系へ移るのは価格が重なるとき
2026年8月30日の年式×価格分布では、210万〜270万円台に2014〜2019年式と2020〜2022年式が現れました。60系後期と初期80系を同じ検索結果で見比べやすい範囲です。
ここで『新しい80系が正解』と先に決める必要はありません。走行距離、修復歴、装備、保証をそろえ、60系の状態のよい一台と、価格が低い初期80系の一台を同じ表に置きます。
60系へ250万円以上を払う候補が残ったら、私は初期80系の見積書も必ず取ります。世代への好みと、年式の新しさへ払う金額を分ければ、価格差に納得して選べます。
| 比較軸 | 60系前期 | 60系後期 | 初期80系 |
|---|---|---|---|
| 年式の入口 | 2013年末〜2017年6月改良前 | 2017年6月改良後〜2020年6月 | 2020年6月発売以降 |
| 安全・操作系 | 個体ごとの装備を確認 | TSS P全車標準・電動パーキング・ホールド | 年式とグレード別の装備を確認 |
| パワートレーン | 2.0Lガソリン・2.5Lハイブリッド | 2.0Lターボを追加 | 60系と型式を混ぜずに比較 |
| 価格判断 | 後期との差額が整備費を含めても残るか | 60系の基準候補として総額を取る | 高価格の60系と総額・状態をそろえる |
| 残す条件 | 記録が追え、状態がよく、整備予算が残る | 欲しい装備と価格の理由が一致する | 新しさへ払う差額と安い理由を説明できる |
60系ハリアーは2013年末から2020年6月まで
前期・後期を比べる前に、60系がどの期間のハリアーかを固定します。中古車サイトの呼び方は便利ですが、購入するのは『60系』という名前ではなく、型式と装備を持つ一台です。
3代目は2013年12月2日に発売
トヨタは3代目ハリアーを2013年11月13日に発表し、ガソリン車を12月2日、ハイブリッド車を2014年1月15日に発売しました。中古市場で一般に60系と呼ばれる世代です。
掲載年式では2014年式から多く見つかりますが、発表日、発売日、初度登録は別です。境界付近は車検証情報で初度登録を確かめます。
2013年末の車と2019年式では、同じ60系でも経過年数が大きく違います。世代で一括りにせず、年式帯を前期・後期へ分けて検索します。
80系への切り替わりは2020年6月
4代目の80系は2020年6月17日に発売されました。60系の掲載期間は2020年6月までなので、2020年式だけでは世代を断定できません。
年式表記が2020年でも、60系の末期と80系の初期が存在します。販売ページの写真だけでなく、型式と初度登録を見れば取り違えを防げます。
60系と80系の境目が分かったら、同じ予算帯の候補を比べます。発売時期は検索範囲を作る情報であり、車両状態の良し悪しを決める情報ではありません。
世代名より型式と装備で一台を特定する
60系にはガソリン、後期追加のターボ、ハイブリッドがあり、2WDと4WDの有無も同じではありません。『60系後期』だけでは購入条件が足りません。
候補表には初度登録、型式、パワートレーン、駆動方式、グレード、欲しい装備を記入します。空欄が残る車は販売店へ質問し、回答が出るまで順位を上げません。
型式を押さえると、別のパワートレーンや駆動方式の相場を混ぜずに済みます。価格差の理由を説明できる候補だけを残すことが、60系選びの土台です。
60系の前期と後期は何が違う?
前期と後期の境目は2017年6月8日です。外観だけでなく、安全装備、操作系、ターボの有無が変わったため、中古購入では見た目と装備の両方を見比べます。
後期はToyota Safety Sense Pを全車標準
後期ではToyota Safety Sense Pが全車標準装備となりました。前期に安全装備が一切なかったわけではなく、後期で全車標準化された点が違いです。
候補車ではフロントガラス周辺のカメラや装備表を確認し、販売店へ搭載機能を聞きます。安全装備の名称だけでなく、どの機能がその車にあるかを照合します。
安全装備は事故を必ず防ぐ保証ではありません。それでも購入時に比較できる条件なので、価格差が小さければ後期を優先する理由になります。
電動パーキングとブレーキホールドを確認
2017年の改良では、電動パーキングブレーキとブレーキホールドも設定されました。毎日の操作に関わるため、外観の違いより重視する人もいます。
現車ではセンターコンソール周辺のスイッチを見ます。掲載写真が少ない場合は、スイッチ部分の写真を販売店へ依頼すると来店前に絞れます。
機能名が販売ページに書かれていても、実車で作動を確かめます。候補を絞った後の詳しい装備確認は、中古購入注意点の記事へ分けて進めます。
後期から2.0L直噴ターボを追加
後期では2.0L直噴ターボが追加されました。ターボはガソリンNAやハイブリッドと型式、燃料、変速機が異なるため、価格だけで同列に並べません。
私は60系ターボを試乗していないため、加速や乗り味は候補車の試乗で確かめます。公式型式と実車の仕様を照合し、維持条件は販売店へ聞きます。
ターボを選ぶ理由が走りなら試乗が必要です。デザインや装備だけが目的なら、ガソリンNAやハイブリッドも含め、購入費用と維持費を比べます。
グリルとリヤランプも後期で変更
後期はアッパーグリルを薄くし、ロアグリルをワイド化しました。リヤコンビネーションランプは赤色の面発光へ変わり、LEDシーケンシャルターンランプも設定されています。
外観は前後期を見分ける手掛かりですが、交換パーツやカスタムがあれば一致しないことがあります。見た目だけで年式を断定せず、型式と初度登録へ戻ります。
鷹エンブレムを含む60系のデザインが好きなら、その好みは購入理由になります。ただし見た目へ払う差額と、後期装備や80系の年式へ払う差額は分けて考えます。
トヨタ公式:2017年6月の60系ハリアー改良内容を確認する
型式でガソリン・ターボ・ハイブリッドを分ける
60系の価格表を読む前に、型式からパワートレーンと駆動方式を分けます。検索結果で呼び方が省略されていても、型式を確認すれば比較するグループを作れます。
ZSU60Wはガソリン2WD、ZSU65Wは4WD
2.0LガソリンNAは、2WDがDBA-ZSU60W、4WDがDBA-ZSU65Wです。末尾の60と65を見れば、同じガソリン車の駆動方式を分けられます。
販売ページでは『プレミアム』などグレード名が先に出ます。グレードが同じでも駆動方式で条件が変わるため、見積書へ型式を入れてもらいます。
雪道利用が少なく、予算を年式や状態へ回したい人は2WDから比較できます。4WDが必要な生活条件がある人は、同年式・同グレードで差額を見ます。
ASU60Wはターボ2WD、ASU65Wは4WD
2.0Lターボは、2WDがDBA-ASU60W、4WDがDBA-ASU65Wです。2017年6月の後期から追加された選択肢なので、前期の候補にはありません。
ターボは6速ATと組み合わされ、ガソリンNAのCVTとは仕様が異なります。走行感を文章だけで決めず、候補車を試乗して自分の用途へ合うか確かめます。
ターボの掲載価格が高い場合は、装備や状態だけでなく『ターボを選ぶこと』へ払う金額を分けます。その理由が曖昧なら、後期ガソリンNAや初期80系も残します。
AVU65Wは2.5LハイブリッドE-Four
60系ハイブリッドの型式はDAA-AVU65Wで、駆動方式はE-Fourです。80系ハイブリッドにある2WDのAXUH80と混同しないようにします。
私は60系ハイブリッドも所有・試乗していません。実燃費、静粛性、駆動用電池の状態を経験談で補わず、候補車の診断記録と保証条件を見ます。
ハイブリッドを選ぶなら、車両価格だけでなく保証の対象部品と終了条件を見ます。個体ごとの詳細が分からない段階では、ガソリン車より得・損と断定しません。
| 型式 | パワートレーン | 駆動方式 | 比較時の確認 |
|---|---|---|---|
| DBA-ZSU60W | 2.0LガソリンNA | 2WD | 年式・グレード・装備 |
| DBA-ZSU65W | 2.0LガソリンNA | 4WD | 2WDとの差額と用途 |
| DBA-ASU60W | 2.0Lターボ | 2WD | ターボを選ぶ理由と試乗 |
| DBA-ASU65W | 2.0Lターボ | 4WD | 駆動・燃料・保証 |
| DAA-AVU65W | 2.5Lハイブリッド | E-Four | 診断記録と保証 |
トヨタ公式中古車カタログ:60系ガソリン・ターボの型式を見る
60系の中古相場は106.7万〜357万円
2026年8月31日にグーネットの60系モデル相場を確認しました。価格幅が大きいからこそ、平均や最安値を答えにせず、年式・型式・状態をそろえた比較へ進みます。
掲載1116台の価格帯を入口にする
60系の掲載価格帯は106.7万〜357万円、掲載分布は1,116台でした。これは掲載車両の参考範囲で、支払総額や成約価格ではありません。
最安値は検索入口にはなりますが、欲しい後期・型式・グレードに一致するとは限りません。条件を固定した後に、その条件の価格帯を見ます。
価格幅の上側では初期80系と重なります。60系だけの一覧で完結せず、同じ予算で買える80系も候補に加えます。
掲載台数と価格は入れ替わるため、実際の購入時には同じ条件で検索し直します。その日の最安値を追うより、希望型式・修復歴なし・保証ありなどの条件を固定し、候補3台の総額差がどこから生まれたかを見る方が具体的な購入判断に使えます。
流通は2017〜2019年式を中心に見る
年式別掲載は2017年303台、2018年208台、2019年137台でした。後期を探すときは、この年式帯から同じ型式とグレードを並べます。
2014年115台、2015年187台、2016年121台も掲載されています。前期は選択肢がありますが、初度登録からの経過年数を整備予算へ反映します。
掲載台数は日々変わります。記事の数値で一台を決めず、購入時点の在庫を同じ条件で再検索し、見積もりを取り直します。
車両本体価格と支払総額を混ぜない
中古車サイトによって、表示の中心が車両本体価格か支払総額かは違います。比較表は実際に必要な総額へそろえ、諸費用の内訳も残します。
保証や納車整備が付く車は、本体価格が少し高くても総条件がよい場合があります。逆に安い本体価格へ整備と消耗品が加われば、差が縮みます。
予算200・300・400万円から世代を絞りたい人は、先に中古相場の記事で候補世代を決められます。60系が残った後は、前期・後期・車両情報・状態の比較へ進んでください。
高い60系は価格差の理由を三つに分ける
同じ後期でも、年式、走行距離、グレード、保証、販売店の整備内容が違えば価格は変わります。高い一台を見つけたら、『60系だから高い』で終わらせず、車両状態、装備、購入条件の三つへ差額を分けます。
車両状態では走行距離や修復歴、記録の有無を見ます。装備ではターボやハイブリッド、グレード、メーカーオプションを確認し、購入条件では保証範囲や納車整備を比べます。販売ページで分からない項目は空欄のまま価格評価をしません。
三つに分けても高値の理由が説明できない車は、候補順位を下げます。反対に、状態と保証へ払う差額が明確で、初期80系より60系の外観を選びたいなら、高価格帯でも検討する根拠になります。見積額の差を『好み代』と『状態代』へ分けるのがポイントです。
60系と80系は価格・サイズ・装備で比較する
60系を買うかは、80系より古いという一言では決まりません。購入費用、外寸、使う装備を同じ表に置き、60系を選ぶ理由が残るかを見ます。
210万〜270万円台は世代が重なる
カーセンサーの分布では、210万〜270万円台に60系の年式と2020〜2022年式が現れました。60系後期と初期80系を比較しやすい価格帯です。
60系は高年式・上位グレード・低走行、80系は初期型・走行距離多めなど、価格が重なる理由は一台ごとに違います。安い世代、高い世代と決め付けません。
同じ予算で60系の状態のよい一台と、80系の条件が下がる一台を並べます。何を優先して何を譲るか説明できる方を残します。
80系は全長15mm・全幅20mm大きい
公式諸元では、60系が全長4,725mm・全幅1,835mm・全高1,690mm、80系が4,740mm・1,855mm・1,660mmです。80系は15mm長く20mm広く、30mm低くなります。
ホイールベースは60系2,660mm、80系2,690mmです。数字は比較の入口で、運転しやすさや室内の使いやすさを寸法だけで断定しません。
私は80系の大きさを程よく、バランスがよいと感じています。これは所有する一台での判断です。60系との体感差は、実車へ座り試乗して確かめてください。

欲しい装備が実車にあるかを確認
80系へ世代を上げても、欲しい装備がその候補車に付くとは限りません。60系後期の上位仕様と80系初期の下位仕様では、装備の優先順位が逆転することがあります。
私は80系Z Leather Packageを所有し、シートメモリーなどを使っています。中古候補ではグレード名を見た後、スイッチと作動を実車で確かめます。
80系の2020年初期型と改良後の差は、年式比較の記事で詳しく確認できます。60系との比較では、まず必要装備を3個までに絞り、価格差へ見合うかを判断します。
60系のデザインへ払う差額を先に決める
60系の鷹エンブレム、フロントマスク、後期のリヤランプが購入理由なら、その好みを曖昧にする必要はありません。ただし好みが強いほど相場の高い一台を正当化しやすいため、80系との総額差を見てから許容額を決めます。
私は80系の外寸を程よくバランスがよいと感じていますが、これは所有80系についての判断です。60系の見切りや乗り心地を同じだとは扱いません。写真で60系に惹かれている人ほど、60系と80系を同じ日に見て、駐車位置からの見え方や乗り降りまで比べる方が判断しやすくなります。
実車を見た後も60系を選びたい理由が残り、価格差を言葉にできるなら、旧型であることだけを理由に外す必要はありません。反対にデザイン差が思ったほど大きくなければ、年式や保証へ予算を回せる初期80系を上位へ移します。


60系中古は整備記録・保証・消耗品を見る
世代と型式を決めたら、相場一覧から一台の状態へ視点を切り替えます。候補を3台まで絞った人は、中古ハリアーの現車確認ポイントも使って実車を見てください。
整備記録簿と保証書を先に確認
販売店へ最初に聞くのは、点検整備記録簿、保証書、修復歴、整備内容です。口頭の『状態は良い』ではなく、書面と見積書へ残る情報で比べます。
最初期の60系は経過年数が長いため、定期点検が続いているか、直近で何を交換したかを見ます。記録が少ない車は、安さだけで上位へ置きません。
保証は期間だけでなく、対象部品、走行距離上限、免責、修理を受ける場所まで読みます。ハイブリッドはシステム診断と保証条件も別欄にします。
リコールは車台番号で公式検索
リコールや改善対策は、型式の範囲だけで個別車両を対象と断定できません。候補車の車台番号を使い、トヨタ公式の対象車両検索または販売店で照合します。
実施済みなら記録を見せてもらい、未実施なら納車前の対応を聞きます。対象の有無と実施状況は別々に記録します。
リコール歴があるだけで候補から外すのではなく、必要な作業が正しく完了しているかを見ます。確認できない車は、情報がそろうまで保留です。
タイヤなど購入直後の交換費を残す
タイヤ、バッテリー、ブレーキ、ワイパーなどは、購入後すぐ交換が必要なら実質的な購入費です。残量や製造年を確認し、見積もりへ足します。
同じ予算でも、消耗品交換済みの車と未交換の車では、納車後の負担が違います。車両価格の差だけで順位を決めない理由がここにあります。
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現車で見る順番は中古購入注意点の記事へまとめています。候補を3台から1〜2台へ減らした段階で、チェックリストを使ってください。

60系が向く人・80系が向く人
ここまでの条件を、どの世代が上かではなく、自分が何へお金を払うかで分けます。60系を選ぶ理由が具体的なら旧型だから見送る必要はなく、理由が曖昧なら80系も比較します。
60系後期が向く人
60系の鷹エンブレムや外観が好きで、後期の安全・操作装備を比較軸にしたい人には、60系後期が合います。デザインを妥協せず、前期より新しい側から探せます。
購入額を抑えつつ、整備記録と保証へ予算を残せる人にも向きます。低走行や上位グレードだけへこだわらず、状態と装備の均衡を取ります。
後期ガソリンNA、ターボ、ハイブリッドのどれを選ぶか決められる人は検索が早くなります。型式を固定してから3台を比較してください。
60系前期が向く人
前期は購入総額をさらに抑えたい人の選択肢です。ただし価格差を整備や消耗品へ回す前提が必要で、予算を使い切る買い方とは相性がよくありません。
前期の外観が好き、必要装備が候補車に付く、整備履歴が追えるという条件が重なるなら、年式だけで外す理由はありません。
後期との購入費用の差が小さい、記録が乏しい、すぐ交換する部品が多い場合は、前期の安さが消えます。その時点で後期へ戻ります。
初期80系が向く人
60系の高価格帯と初期80系が重なるなら、世代の新しさ、所有期間、欲しい装備を優先する人は80系が候補になります。
私は2021年式80系を約5年使い、大きさのバランスには満足しています。ただし私の一台の結果だけで、すべての80系が60系よりよいとは言えません。
同価格なら80系、とは決めず、安い理由を確認します。走行距離、修復歴、装備、保証で条件が下がるなら、状態のよい60系後期の方が納得できる場合があります。
| 選び方 | 向く条件 | 見送る条件 |
|---|---|---|
| 60系後期 | 外観が好き・後期装備を重視・整備予算を残せる | 高価格で初期80系との差が説明できない |
| 60系前期 | 購入総額を抑える・記録が追える・状態がよい | 後期との差が小さい・交換費が多い |
| 初期80系 | 年式の新しさ・80系の装備・所有期間を優先 | 安い理由が走行距離や状態にある |
候補3台を同じ表で比較する
検索結果を見続けるより、条件の違う3台を同じ項目で比較した方が決めやすくなります。60系後期を基準に、前期と初期80系を各1台置く方法です。
後期・前期・初期80系を1台ずつ保存
1台目は希望型式の60系後期、2台目は価格差のある60系前期、3台目は総額が近い初期80系にします。最初から同じ世代だけに絞りません。
3台には総額、初度登録、型式、走行距離、修復歴、保証、欲しい装備、交換予定品を書きます。空欄が多い車は問い合わせの優先順位が分かります。
比較表の目的は一番安い車を探すことではなく、価格差の理由を言葉にすることです。理由が説明できない候補は上位へ置きません。
販売店へ6項目をまとめて聞く
問い合わせでは、支払総額、型式、修復歴、整備記録、保証、気になる装備の6項目をまとめて聞きます。後から別々に確認すると比較条件がずれます。
写真で分からない装備は追加写真を依頼します。前後期の外観、電動パーキングのスイッチ、タイヤ表示など、判断に使う部分を具体的に伝えます。
回答は候補表へ転記し、口頭説明だけで順位を変えません。書面や画像がそろった車から、来店する1〜2台へ減らします。
見積もり後に購入後1年の予算を足す
見積もりが出たら、任意保険、税金、点検、タイヤなど購入後1年の費用を別に足します。車両価格だけで予算を使い切らないためです。
購入後の費用項目を知りたい場合は、私が80系を約5年所有した維持費も見られます。60系へそのまま置き換える数字ではありませんが、何の支出が続くかを整理する材料になります。
総予算の中で購入後費用を残せない車は、魅力があっても候補を下げます。中古車は買った日で判断が終わらず、所有開始後の負担まで含めて選びます。
| 記入項目 | 60系後期 | 60系前期 | 初期80系 | 比較の判定 |
|---|---|---|---|---|
| 支払総額 | 販売店見積もり | 販売店見積もり | 販売店見積もり | 車両価格ではなく総額を比較 |
| 初度登録・型式 | 後期か、希望型式か | 前期か、希望型式か | 80系型式か | 世代と駆動方式の取り違えを防ぐ |
| 走行距離・修復歴 | 数値と説明 | 数値と説明 | 数値と説明 | 安い理由を言葉にできるか |
| 整備記録・保証 | 記録範囲と保証条件 | 記録範囲と保証条件 | 記録範囲と保証条件 | 口頭だけでなく書面を確認 |
| 欲しい装備 | 実車写真・装備表 | 実車写真・装備表 | 実車写真・装備表 | 世代名ではなく、その一台にあるか |
| 購入後の交換費 | タイヤ・点検など | タイヤ・点検など | タイヤ・点検など | 1年分を足しても予算内か |
まとめ:60系は後期を軸に、前期と80系を比べる
60系ハリアー中古は、古いから安い、新しいから安心という一文では選べません。2017年6月の改良、型式、現在の価格、個体状態を順にそろえると、60系を残す理由が明確になります。
60系を買う条件
後期の装備と外観が自分の希望に合い、同条件の前期や初期80系と比べても見積もり額に納得できることが、60系を買う条件です。
前期を選ぶなら、後期との差額が整備・保証・消耗品を含めても残るかを見ます。安さだけでなく、記録と状態がそろう一台を選びます。
ガソリン、ターボ、ハイブリッドは型式で分けます。別のパワートレーンを同じ相場として混ぜないことが、候補を正しく比べる近道です。
80系へ移る条件
60系の購入額が初期80系と重なり、60系のデザインや装備へ払う理由が弱ければ、80系へ候補を移します。
80系の価格が低い理由は必ず調べます。走行距離、修復歴、保証、装備が希望から外れるなら、状態のよい60系後期へ戻る判断もあります。
世代の勝ち負けではなく、自分が何に払うかを説明できる一台が答えです。私は所有80系を比較基準にしますが、60系の使用感を代わりに語ることはできません。
今日やること
まず希望する型式を一つ決め、60系後期、価格差のある前期、総額が近い初期80系を各1台保存してください。
3台へ同じ6項目を問い合わせ、空欄を埋めます。回答がそろったら来店する1〜2台を決め、現車確認のチェックリストへ進みます。
この順なら、60系を好きだから選ぶ場合も、予算で選ぶ場合も、価格差の根拠を残せます。候補表を埋めるところから始めてください。
よくある質問
Q. 2020年式のハリアーは60系ですか、80系ですか?
2020年6月17日に80系が発売されたため、2020年式には60系末期と80系初期があり得ます。年式だけで断定せず、初度登録と型式を車両情報で照合してください。
Q. 60系ハリアーの型式は何ですか?
ガソリン2WDはZSU60W、4WDはZSU65W。後期ターボ2WDはASU60W、4WDはASU65W。ハイブリッドE-FourはAVU65Wです。最終確認は車検証または販売店の車両情報で行います。
Q. 60系ハリアーのターボは前期にもありますか?
2.0L直噴ターボは2017年6月8日のマイナーチェンジで追加されました。そのため改良前の前期にはなく、ターボを探す場合は後期のASU60WまたはASU65Wが候補です。
Q. 60系ハリアー中古の相場はいくらですか?
2026年8月31日に確認したグーネットの60系掲載価格帯は106.7万〜357万円、掲載分布は1,116台でした。掲載価格であり、支払総額や成約価格ではないため、購入時点の見積もりを取り直します。
Q. 60系ハリアーハイブリッドに2WDはありますか?
トヨタ認定中古車の公式カタログでは、60系ハイブリッドはDAA-AVU65WのE-Fourです。80系ハイブリッドの2WD AXUH80とは世代・型式が異なります。

