ハリアー80系は何年式を選ぶ?改良前後の違いと2022年式の確認点

私が約5年所有する2021年式初期型80系ハリアーの前方外観 購入レビュー
住宅前で撮影した黒い80系ハリアーのフロント

中古のハリアー80系を年式で探すと、「2022年式なら改良後」と考えたくなります。ただ、ガソリン車とハイブリッド車の一部改良は2022年10月4日の発売なので、2022年に登録された車にも改良前の車が含まれる場合があります。年式の数字だけでは、改良前か改良後かは判断できません。

よく使われる前期・後期という呼び方も通称で、トヨタ公式の表現は「一部改良」です。年式を先に決めるより、安全装備やナビなど自分が欲しい装備がどの改良で加わったかを確かめ、そこから候補の年式を絞るほうが迷いにくくなります。

まず候補を時期で分ける

安全支援、コネクティッドナビ、12.3インチTFTカラーメーターが外せないなら、まず2022年10月以降へ絞ります。さらに新しい安全・快適装備を求めるなら、2025年6月以降が候補です。新車を選ぶ場合、2026年8月版の現行ラインアップはハイブリッドのみです。

仕様の区切り主な違い向いている人
2020年6月発売の初期型発売時のToyota Safety Sense、従来型メーター、T-Connect SDナビなど初期型の装備で足り、個体状態と価格を優先する人
2022年10月以降交差点検知の追加、コネクティッドナビ対応ディスプレイオーディオ、車内Wi-Fi、Z系の12.3インチTFTメーター、PHEV追加安全支援、ナビ、メーターを重視する人
2025年6月以降安全機能と快適装備をさらに強化、Night Shade追加より新しい安全・快適装備を重視する人
2026年8月以降の現行新車ハイブリッドの2WD/E-Fourのみ。AC100V・1,500Wのアクセサリーコンセントを全車標準装備新車でハイブリッドを選び、非常時給電も重視する人

候補の年式が絞れたら、予算の中でどの年式・グレードが選べるかを予算別の中古相場で比べてみてください。気になる車が見つかったら、80系中古の現車確認ポイントで、購入前に現車で確かめる点を整理できます。

前期・後期の違いは?2022年10月の改良を境に確認する

中古車サイトや口コミでは「前期」「後期」と呼ばれることがあります。ただ、トヨタの2022年9月26日の公式発表はフルモデルチェンジやマイナーチェンジではなく「一部改良」です。この記事では、2022年10月発売の一部改良モデルと、それより前の改良前モデルに分けて比べます。登録日や年式だけで個体の仕様を断定しません。

見た目だけで迷ったら、Z/Z“Leather Package”はメーターが確認しやすいポイントです。私の初期型はアナログ2眼ですが、2022年改良後のZ系は12.3インチTFTカラーメーターです。ただしグレードやオプションで装備が変わるため、画面だけで断定せず、初度登録年月・生産時期・カタログを合わせて確認します。

「2022年式」だけでは改良後と決められない

トヨタの旧車情報には、80系ハリアーの2020年6月、2021年12月、2022年9月、2025年6月のカタログが掲載されています。同じページには、カタログ情報の年月と車の登録日が異なる場合があること、中古車は現車で仕様・装備を確認することも明記されています。

特に注意したいのが2022年式です。ガソリン車とハイブリッド車の改良後モデルは2022年10月4日発売なので、「2022年登録」という表示だけでは改良前か改良後か分かりません。

中古車サイトの年式欄は入口として使い、候補が決まったら次を確認します。

  • 初度登録年月だけでなく、生産時期と型式を聞く
  • ナビとメーターの形を実車写真で見る
  • 該当時期の公式カタログと装備を照合する
  • 車台番号でリコール等の対象と対応状況を確認する

年式を絞った後の確認項目は、80系ハリアーの中古で後悔しないための現車確認にまとめています。

2020年6月発売の初期型にも安全・快適装備はある

2020年4月の新型ハリアー発表では、発売は2020年6月頃と案内されました。発売時からToyota Safety Senseが装備され、12.3インチT-Connect SDナビ、Apple CarPlay・Android Auto、録画機能付きデジタルインナーミラーなども設定されています。

「初期型だから装備が何もない」という車ではありません。ただし、同じ初期型でもS・G・Z・Leather Package、ガソリン・ハイブリッド、メーカーオプションで内容が変わります。

私の2021年5月初度登録の初期型Z“Leather Package”は、アナログ2眼メーターの中央にマルチインフォメーションディスプレイがある構成です。私はこの構成を約5年使ってきました。画面の新しさや見やすさを優先するなら、2022年改良後の12.3インチTFTメーターは比較したいポイントです。

39,016km時点の2021年式初期型ハリアーのアナログ2眼メーター
39,016km時点の私の車。アナログ2眼メーターと中央ディスプレイの初期型構成です。

2022年改良は安全支援・ナビ・メーターの差が大きい

トヨタの2022年9月26日の発表では、ガソリン車とハイブリッド車を10月4日、PHEVを10月31日に発売するとしています。

主な変更は次のとおりです。

  • Toyota Safety Senseのプリクラッシュセーフティに、交差点右折時の対向直進車と、右左折時に対向方向から横断する歩行者の検知機能を追加
  • コネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオを採用
  • 12.3インチの大画面ディスプレイを設定し、ZとZ“Leather Package”には車載ナビを標準装備
  • 車内Wi-Fiを採用(T-Connectの有料オプション)
  • ZとZ“Leather Package”に12.3インチTFTカラーメーターを標準装備
  • PHEVを追加

PHEVは同じ2022年改良で加わりましたが、2026年8月版の現行カタログには掲載されていません。補助金や在庫車・中古車の確認点は、ハリアーPHEVの現在の販売状況と購入条件にまとめています。

2025年改良は安全機能と快適装備をさらに確認する

2025年6月11日の一部改良では、プリクラッシュセーフティの検知範囲拡大、緊急時操舵支援、低速時加速抑制、レーンディパーチャーアラート、安心降車アシスト、後方車両への接近警報などが改良項目として案内されています。

快適装備では、ステアリングヒーター、前席シートヒーター、おくだけ充電、デジタルキーも挙げられています。黒い外装パーツを使った特別仕様車Night Shadeが追加されたのも、この改良です。

ここは「2025年式なら全部付いている」と考えない方が安全です。グレードやパワートレーンで標準・オプションが分かれるため、候補車ごとに2025年6月版の主要装備一覧と実車を照合します。

2026年8月改良で現行新車はハイブリッドのみ

トヨタの2026年8月3日の発表では、ハリアーを一部改良して同日に発売したと案内しています。アクセサリーコンセント(AC100V・1,500W、非常時給電システム付き)を全車に標準装備し、特別仕様車Night Shadeの黒い加飾も追加されました。

2026年8月版の主要諸元表に載っているパワートレーンは、ハイブリッドの2WDとE-Fourだけです。ガソリン車とPHEVは現行の通常新車ラインアップには掲載されていません。

新車を注文する人は、まず現行ハイブリッドのグレードと駆動方式を比較します。ガソリン車やPHEVを希望する人は、中古車や販売店に残る在庫の有無を個別に確認する必要があります。公式サイトだけでは各販売店の在庫までは分かりません。

初期型を5年使っても、年式だけで外す理由にはならない

39,016km時点の約5年レビューでは、車両側の大きな故障や想定外の修理費はありませんでした。5年レビューでも「まだこの車に乗ります」と書きました。改良後に装備が増えていても、今の車を年式だけで否定する状況ではありません。

もちろん、気になる点がゼロだったわけではありません。パワーバックドアが一度だけ大きな音を出して途中で止まり、おくだけ充電は今も安定して使えません。ただ、どちらも初期型特有と診断された事実はありません。

そのため、私は「初期型は壊れやすい」「改良後なら起きない」とは判断せず、候補車の装備を実際に動かします。経過は5年間で実際に起きた不具合に分けています。

私なら装備リストを作ってから見に行く

中古車の掲載価格は走行距離、状態、グレード、保証でも変わります。年式だけで最安を決めず、同じグレード・駆動方式・走行距離・保証条件まで揃えて比較します。

私なら、次の順番で候補を残します。

  • 安全支援、ナビ、メーター、パワートレーンで外せない条件を決める
  • 条件に合うカタログ年月とパワートレーンへ絞る
  • 同じ条件の車で、価格、走行距離、整備記録、保証を比べる
  • 現車で電動装備、タイヤ、外装を確認する

私の車全体の良かった点と気になった点は、ハリアー80系に5年乗った正直な感想でまとめています。

80系ハリアーの年式でよくある疑問

80系と85系の違いは年式?

80と85は2020年式・2022年式という年式の区切りではなく、車両型式と駆動方式を確認するときの呼び方です。2WDか4WD/E-Fourかを判定したい場合は、80系ハリアーの4WDの見分け方で車検証の型式を確認してください。

年式を絞ったら、80系ハリアー中古の現車確認と予算別の中古相場で、来店して見る1〜2台まで絞ります。

まとめ

2026年8月の現行新車はハイブリッドのみで、AC100V・1,500Wのアクセサリーコンセントが全車標準です。中古車は登録年だけで決めず、該当カタログと現車の装備を照合します。

購入レビュー
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