こんにちは、黒ハリアー実録ガイドの航生です。
私はこれまで、基本的にエコモードで走っていました。ところが、あらためてノーマルで走ると、ハリアー本来の加速と走る楽しさを感じられた。最近はエコではなく、ノーマルで走っています。
80系ハリアーのドライブモードで迷ったら、まずノーマルを基準にしてみる。これが今の私の結論です。
エコ、ノーマル、スポーツには、それぞれ役割があります。ただし、「街乗りだから必ずエコ」「加速したいからずっとスポーツ」と決めつける必要はありません。トヨタの説明を簡単に整理すると、エコは反応と空調を穏やかにするモード、スポーツは反応と加速感を強めるモード、ノーマルはその中間ではなく、燃費・静かさ・走りのバランスを取った通常走行の基準です。
私は2021年5月初度登録の80系ハリアー(2020年6月発売の初期型)Z“Leather Package”・2.0Lガソリン2WDに乗っています。ノーマルへ変えてみたことで、「今の2.0Lは思っていた以上にいい」と感じ直しました。
この記事では、3つのモードで公式に何が変わるのかと、なぜ私がノーマルを基準にするのかを分けて説明します。
エコ・ノーマル・スポーツの違いを先に整理
| モード | 公式説明で変わること | 選ぶ目安 |
|---|---|---|
| ノーマル | 燃費性能・静粛性・運動性能のバランス | 迷ったとき、普段の走行 |
| エコ | アクセル操作に対する駆動力を穏やかにし、暖房・冷房の作動を抑える | 穏やかな反応や空調の抑制を優先したいとき |
| スポーツ | アクセル操作への反応を早め、力強い加速にする。ステアリングフィーリングも変化 | 反応の早さや力強い加速を意図して求めるとき |
これは、私の体感だけで作った比較ではありません。80系ハリアー(2020年6月〜2021年11月生産・ガソリン車)の取扱説明書にある制御の違いを、選び方に置き換えたものです。
私は今回、3モードを同じ道・同じ速度で比較していません。ここから先も、エコとスポーツは公式説明、ノーマルは私が実際に感じたこととして分けて書きます。
基本エコだった私が、最近はノーマルで走る理由
以前の私は、基本的にエコモードを使っていました。エコ、ノーマル、スポーツを場面ごとに細かく使い分けていたわけではありません。
私が以前乗っていたのは、3.0L・アルカンターラ仕様のハリアーです。年式や正式グレードをここで断定できる資料は残っていませんが、あの頃の加速には楽しい記憶があります。
そのため、今の2.0Lに対して、どこかで「昔の方がよかった」と思っていました。
ところが、ノーマルで走ったとき、その見方が少し変わりました。2,000ccとは思えないくらい加速が滑らかで、音も静かです。もちろん、エンジン音がまったくしないわけではありません。普通に音は聞こえます。それでも、昔の3.0Lを思い出しながら走っても、今のハリアーは十分に気持ちよく加速する、とあらためて感じました。
スポーツにしなければ楽しめないのではなく、ノーマルでもハリアー本来の加速と走る楽しさを味わえる。私にはこの発見の方が大きかったです。最近は、基本にしていたエコではなく、ノーマルで走っています。
なお、ここでは「2.0Lガソリンで十分か」という総合判断までは広げません。加速、高速道路、実燃費まで含めた評価は、ハリアーの2.0Lガソリン車で十分だったかを5年乗って検証した記事にまとめています。
エコは穏やかな反応と空調の抑制を選ぶモード
取扱説明書によると、エコドライブモードでは、アクセル操作に対する駆動力が穏やかになり、暖房・冷房の作動も抑えられます。
つまり、エコは単にメーターへ「ECO」と表示する機能ではありません。アクセルに対する車の反応と、空調の制御に変化が入ります。
私の車でも、エコを選ぶとメーターにECO表示が出ます。この写真は走行距離39,016km時点のものです。
エコとノーマルを同じ条件で走り、燃費が何km/L変わるかを測った記録はありません。取扱説明書も制御の違いは説明していますが、改善幅を一律の数値では示していません。道路、アクセルの踏み方、外気温、空調の使い方でも結果は変わります。
選ぶ目安は、燃費の数字を先に決めることではなく、アクセルへの反応と空調を穏やかにしたいかどうかです。
スポーツは反応と力強い加速を意図して選ぶモード
スポーツモードでは、トランスミッションとエンジンの制御によって、アクセル操作への反応が早くなり、力強い加速になります。ステアリングフィーリングも変化します。
大切なのは、「最高出力そのものを上げるモード」とは説明されていない点です。取扱説明書に書かれているのは、アクセルへの反応やトランスミッション、エンジン、ステアリングの制御です。
私は今回、スポーツをどの道路で何回使う、といった使い方までは決めていません。「合流では必ずスポーツがいい」「山道ならスポーツが正解」という使い分けは、今回の経験に含まれていません。
公式説明から言えるのは、普段の基準ではなく、反応の早さや力強い加速を意図して求めるときに選ぶモードだということです。
エンジンを切った後に残るモードも違う
切り替え後の状態にも違いがあります。
- ノーマルとエコ:別の走行モードへ切り替えるまで保持される
- スポーツ:エンジンスイッチをOFFにするとノーマルへ戻る
スポーツだけは、次にエンジンをかけたときもそのまま残る仕様ではありません。毎回スポーツを基準にするのではなく、必要なときに選ぶ設計だと考えると分かりやすいです。
基本エコから、今はノーマルを選んでいる
3モードを「どれが一番上か」で比べると、選び方を間違えやすくなります。役割が違うからです。
私自身の選び方は、次のように変わりました。
- 以前は基本的にエコモードを選んでいた
- ノーマルで、ハリアー本来の加速と走る楽しさに気づいた
- 最近はエコではなくノーマルで走っている
今回、私が一番見直したのはノーマルでした。昔の3.0Lを思い出しながら乗っても、現在の2.0Lは滑らかで静かです。スポーツの刺激を足す前に、ノーマルで今のハリアー本来のよさを確かめる価値があります。
もちろん、これでエコが不要になったわけではありません。公式説明どおり、反応と空調を穏やかにしたいときには役割があります。ただ、普段の基準はエコからノーマルへ変わりました。
ドライブモード以外にも、長く使って初めて残った機能があります。ハリアー80系を5年使って役立った便利機能では、装備表ではなく、実際の使用場面で整理しました。車全体の満足点と後悔は、ハリアー80系に5年乗った正直な感想にまとめています。
よくある質問
普段はどのドライブモードを使えばいいですか?
迷うなら、まずノーマルを基準に。私は以前、基本的にエコを使っていましたが、ノーマルで加速と走る楽しさを感じ、最近はノーマルで走っています。トヨタも、ノーマルを燃費性能・静粛性・運動性能のバランスがよい通常走行向けと説明しています。
エコにすれば必ず燃費がよくなりますか?
取扱説明書では、駆動力を穏やかにして暖房・冷房の作動を抑えると説明されていますが、燃費の改善幅は示されていません。条件によって結果が変わるため、何km/Lよくなるとは断定できません。
スポーツにするとエンジンの最高出力が上がりますか?
取扱説明書にあるのは、アクセル反応、トランスミッションとエンジンの制御、ステアリングフィーリングの変化です。最高出力そのものが上がるという説明ではありません。
スポーツモードはエンジンを切っても残りますか?
残りません。エンジンスイッチをOFFにするとノーマルへ戻ります。ノーマルとエコは、別のモードへ切り替えるまで保持されます。
まとめ
80系ハリアーのドライブモードは、迷ったらノーマルを基準にする。エコはアクセルへの反応と空調を穏やかにしたいとき、スポーツは反応の早さと力強い加速を意図して求めるときに選ぶ。この整理なら、モード名だけで優劣を決めずに済みます。
以前は基本的にエコで走っていた私が、最近はノーマルを選んでいます。昔の3.0Lへの思いは残っています。それでも、普通にエンジン音が聞こえる中で、滑らかに、静かに加速する。ノーマルは地味な初期位置ではなく、今のハリアーの本当のよさと、走る楽しさを確かめるための基準だと思います。

