こんにちは、黒ハリアー実録ガイドの航生です。
結論から言うと、約5年乗った私には、最高級ではないものの、少し贅沢で手の届きやすい車です。加速、静かさ、乗り心地、機能を含めた全体の質には満足しています。
私は2021年5月初度登録の初期型80系Z Leather Package、2.0Lガソリン2WDを約5年所有しています。撮影時の走行距離は39,016km。足回りは硬めですが、走りとして悪いとは感じません。長時間では腰が疲れるものの、身長188cmの自分の体格も影響していると感じています。
トヨタはハリアーを高級クロスオーバーSUVの系譜として説明している
トヨタのブランドストーリーでは、初代ハリアーが日本で高級クロスオーバーSUVというジャンルを切り拓いたと説明されています。4代目では、数値だけでなく感性に響く価値、上質で都会的な走りを重視したという位置づけです。2020年の発売資料でも、流麗な外観、上質な室内空間、乗り心地が開発の柱に挙げられています。
メーカーが目指した価値と、私が約5年乗って感じた「少し贅沢で、ちょうどいい」という印象は大きく外れていません。ただし、最高級という評価ではありません。ここからは、私の初期型1台で上質だと感じる部分と、さらに上があると感じた部分を分けます。
5年後も高く評価しているのは外観
購入の大きな理由は外観でした。ブラックを選んだのも、あのフロントに合うと思ったからです。黒は雨跡や小傷が目につきやすく、手入れが楽な色ではありません。それでも、約5年たった今も色選びを含めて後悔していません。
駐車場で自分の車を見たときに、今も格好いいと思える。私にとっては、ここがハリアーの高級感で一番大きい部分です。もちろん外観の好みは人それぞれなので、誰にでも同じ評価になる話ではありません。
初期型でも機能はかなり充実している
私の所有車には、フロントガラスに車速などを映すヘッドアップディスプレイ、車の周囲を確認するパノラミックビューモニター、デジタルインナーミラー、レーダークルーズコントロール、LTA、駐車支援用のセンサーなどがあります。ヘッドアップディスプレイは、私には「スカウターみたい」に見えます。
レーダークルーズは先行車との車間に応じた走行を支援し、LTAは車線を越えそうなときに注意を促し、条件によってハンドル操作の一部を支援します。これは自動運転ではなく、周囲の確認と操作は運転者が続ける前提です。それでも、高速走行、車線維持、駐車、後方確認を支える機能が一通り揃っている点は、私がハリアーを上質だと感じる理由の一つです。
ほかにも、シートベンチレーション、シートヒーター、シートメモリー、パノラマルーフを実際に使ってきました。装備名が並んでいるから高級なのではありません。暑い日や寒い日、運転位置を戻すときに役立つ。私には、こうした毎日の使い勝手が高級感になっています。


私の車は2021年式の初期型Z Leather Packageです。現行車や別グレードに同じ装備が付くとは限りません。見積書では、欲しい機能が検討中のグレードに含まれるかを一つずつ照合します。
現行ハリアーのG・Z・Z Leather Packageを比較する
走り・静かさ・乗り心地は、全体として満足
足回りは硬めですが、私はこれを欠点とは感じていません。加速は申し分なく、高速道路での安定感も含め、走りに不満はありません。柔らかさだけを求める乗り味ではないものの、この硬さは走りとして悪くないと思っています。
車内も静かな方です。ただ、「めちゃくちゃ静かか」と聞かれれば、そこまでではなく「静かな方」というレベル。乗り心地は全体として快適です。私の場合は長時間で腰が疲れますが、体格とシートの相性もあると感じています。
後輩のヴェルファイアに同乗したときは、シートの上質さと座り心地はそちらの方が上だと感じました。ただし、限られた同乗時の印象であり、車全体を同じ条件で比べた結果ではありません。
音質も良い。ただ、音響重視のレクサスNXは一段上だった
ハリアーのスピーカーは音が良く、普段聴く分にはかなり満足しています。音質が弱い車だとは思いません。
一方、会社で使われているレクサスNXの音響に力を入れた仕様で、助手席から音を聴いたときは、クリアさと音の質感がハリアーより一段上だと感じました。NXの正確なグレードや音響システム名、遮音構造の違いまでは確認できていません。同じ条件での比較でもないため、ここでは私が聴いた範囲の印象にとどめます。
試乗では高級車かではなく、5項目を確かめる
| 確認項目 | 私の約5年の実感 | 購入前に見ること |
|---|---|---|
| 外観 | ブラックを含め今も満足 | 屋外で前後左右を見ても気に入るか |
| 機能 | HUD・周囲カメラ・デジタルミラー・運転支援などが充実 | 欲しい機能が候補の年式・グレードに付くか |
| 走りと静かさ | 加速は申し分なく、硬めの足回りも悪くない。車内は静かな方 | 普段使う速度と路面で加速・会話・ロードノイズを確認 |
| シート | 乗り心地は快適だが、長身の私は長時間で腰が疲れる | 自分の体格と姿勢で長めに座り、可能なら荒れた道も走る |
| 音質 | 普段は満足。音響重視のNXはクリアさが一段上に感じた | 自分が聴く音源を持ち込み、音量をそろえて確認 |
名前やイメージで高級車と決めるより、この5点が自分の優先順位に合うかを見る方が具体的です。購入後の負担まで含めて判断するなら、車検・燃料・保険などを整理した維持費の記事も合わせて確認できます。
結論:手の届きやすい、ちょうどいい高級車
私はハリアーを最高級車だとは思いません。シートの上質さはヴェルファイア、音のクリアさは音響に力を入れたレクサスNXの方が上だと感じたからです。
それでも、加速は申し分なく、車内は静かな方で、乗り心地も快適。外観、日常装備、運転支援を含めた全体の質は非常に高いと思います。大衆車より少し上質で、少し贅沢。私には「手の届きやすい、ちょうどいい高級車」という位置づけが一番しっくりきます。最高級のシートや音質を最優先にしないなら、十分に候補へ残せる車です。
よくある質問
Q. ハリアーは最高級車ではないのですか?
私の評価では最高級車ではありません。限られた同乗経験では、ヴェルファイアのシートや音響重視のレクサスNXの音質に、さらに上の質を感じました。ただ、ハリアー自体の走り、静かさ、機能、全体品質には満足しています。
Q. ハリアーの運転支援は自動運転ですか?
自動運転ではありません。レーダークルーズコントロールやLTAなどは運転を支援する機能で、運転者が周囲を確認し、必要な操作を続ける必要があります。

